人吉で過ごした時間の中で、もうひとつ静かに心に残っているのが、“人との時間”でした。
2日目に、人吉の方々へのアロマ音叉セラピー特別体験セッションにセラピストとして参加させていただきました。
その時間の中で感じていたのは、私自身の方が、たくさんのことを受け取らせていただいていたということでした。
人と向き合うということは、同じ空間で、同じ時間を過ごすことそのものに意味があるのだと感じました。
その場にいる中で感じていた“今ここにいる”という感覚が、静かに自分の内側にも広がっていきました。
言葉を多く交わさなくても、その場に流れる空気や呼吸、静けさの中で、少しずつ緩んでいくのも感じていました。
そしてそのまま夜には、森のホールでMUSICセラピー。
ひとみさんの、生きているとやさしさを感じるフルートの音と、はなこさんの、繊細さだけでは言い表せない深い響きを持ったピアノの音。
今思えば、あの音は楽器の音というよりも、お二人そのものの“声”だったように感じます。
音を「聴く」というよりも、空間ごと身体の奥に触れてくるようで、気づけば静かに涙が出ていました。
音や空間、人の想いに触れることで、自分の奥にあったものが静かにほどけていくような感覚でした。
それは“癒し”という言葉だけでは足りない、もっと深く静かな体験だった気がします。
そして3日目には、人吉歴史資料館と人吉城跡を訪れました。
1日目に伺った人吉城跡の地下遺構のお話を思い出しながらその場に立つと、目には見えない時間の流れのようなものを感じました。
歴史はさまざまな形で語られてきますが、その場所に立ちながら、これまでの時間がゆっくりとつながっていくような感覚がありました。
誰かが守ってきたものの上に、今の景色があり、今の自分がいる。
そう思うと、日常の見え方も少しずつ静かに変わっていくようでした。
人吉での時間を通して感じていたのは、出来事そのものというよりも、その中で自分の内側が静かに整っていくような感覚でした。
自然に触れて、人と出会って、音に包まれて、歴史に触れて。
その全部が、“今ここに生きている”という感覚につながっていた気がします。
そして最後に訪れた寿福酒造の絹子さんからいただいた
「今からでもいいから、好きなことを思いっきりやりなさい」
という言葉が、この旅の締めくくりとして深く心に残っています。
そして何より、人吉で出会った皆さんの温かさや、そこで流れていた空気が、今でも静かに自分の中に残っています。
日常に戻っても、この時間で感じた感覚を大切にしていきたいと思います。
人吉で出会った皆さま、リトリートを企画してくださったマイアさん、リトリートをご一緒してくださった皆さま、本当にありがとうございました![]()
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