はじめまして。アロマ音叉セラピストの葵です。
音を大切にし、エネルギーを扱うセラピストの一人として、今一度感じる事を初回にお話
しようと思います。
個人的にではありますが、身の回りで『大和』という言葉をここ最近頻繁に多く耳にする
ようになりました。
大和の『和』という漢字は平和的な意味が含まれており古くは魏志倭人伝(中国の古い書
物)にも日本を指す言葉として使われていたそうです。
和風、和訳、和菓子、日本人の事や物、日本を指す様な和が付く言葉は沢山ありますが
、『和』とは「穏やか・のどか・仲良くする・争わない・互いに相手を大切にする」という
様な素敵な意味合いをもっており、『大和』という言葉は名の通り大きく調和が持てる、
まさしく日本の心を持つ人々達を指しているのだなと理解できます。
ちなみに、『私』という漢字ですが、戦後簡略化され現在は日常的には使用されることは
ありませんが、元々は『和多志』と書いていたそうです。
現在のこの『私』という漢字は稲を刈って自分の物にするという意味があり、もう一方の
旧漢字の『和多志』という字は、多くの志を持ち目標に向かって人々と共感し協力し合う
という意味を持つそうです。
この二つの漢字の意味だけでもお分かりの通り、個人主義的な価値観が埋め込まれている
意味を持つ『私』という漢字に対して、『和多志』は全体の中の一人、調和を大切にした
全体の中の一部という意味をもっております。
究極を言ってしまえば書く文字はいくらでも書き換えて変えてしまう事は可能であり時代
と共に意味も簡単に変更することが出来るでしょう。
でも、一人一人が発する発音、読み方、イントネーション、そして人がその言葉に込める
感情がある限りは歴史がどんなに漢字を変えてもその会話には必ず思いがダイレクト乗り
、伝えたい人の心へしっかり届ける事ができると信じております。
口伝というものがありますが言霊で継承していくやり方はお国関係なくその代表的な伝え
方の一つなのではないかと私は思います。
そこでより一層大切にしたいと思った事は、意図ある『言霊』の使い方を意識するのはも
ちろんですが、自分の声で会話を愉しむ機会をなるべく多く持つようにすること。
個人や分断をイメージしながら発する『わたし』と言うのと、調和をイメージしながら『
わたし』と言うのとでは自分の耳で聞こえる言葉の響きも全然違うと思いませんか?
後者を意識して口に出すと穏やかで癒やされる感覚さえも何となく感じます。
また、日本人の象徴でもある『和』という字は口へんが右側にあります。
口は、言葉という音を出せる所。
ハーモニーを響かせる事ができる唯一の身体の部位であり私達日本人は日本語を通して
それが出来る民族であることが漢字からも読み解けます。
私達が扱う惑星音叉にも周波数があるように言葉も同じで自分の声の音のエネルギーが宿
り周波数を持ちます。そして発する事で空気の振動により自分の細胞へと伝わります。
あなたはどんな言葉の音をご自身へお届けしていきたいですか?
スマホのメールなどでコミュニケーションを簡単に済ませてしまったりする事が多い現代
。
たまにはご家族の方と、ご友人と、お子様と、言葉に思いを乗せゆっくりと意識しながら
日本語の織り成す音の世界や意味に是非思いを馳せ沢山会話を愉しんでみて下さいね。
あなたの毎日の生活の中に素敵な音の潤いがありますように・・・読んで頂きありがとう
ございました。
河口 葵
ハミング8バード
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