日本臨床音楽療法学会にてアロマ音叉療法の影響について発表

2016年11月、福岡で開催された「日本臨床音楽療法学会」において、アロマ音叉療法が私たちの身体に及ぼす生理学的・心理学的影響について発表しました。

調査対象は、音叉療法の施術を受けた30代~50代までの女性15名です。
全例に、研究趣旨「音と香りの二方向からの非言語的アプローチを用いて、五感に訴えるセラピーが、施術を受けた人に生理的・心理的にどのような効果があるかを明らかにするために行う」ことを説明し、同意を得ております。このうち、生理学的データで逸脱値を示した1名を除外して14名を検定しました。

 ①唾液検査からわかった「アロマ音叉療法」

埼玉医科大学保健医療学部教授 和合治久(わごう はるひさ)先生に依頼し、AOT施術前後のクライアントの変化を検査しました。

和合先生のご専門は比較免疫生物学、免疫音楽医療学で、人間を含めた動物の健康維持機構を研究されています。

528hzについての造詣も深く、『心と体を整える~愛の周波数528Hz~』などのご著書も多数出版されています。

(和合先生ってどんな人?http://www.wagoh.jp/profile/

生理検査は、唾液に含まれる免疫グロブリン量(IgA)とコルチゾール量の測定を施術の前後での変化を比較検討しました。

IgAは体の防御機構を担い、身体の免疫力の指標です。コルチゾールはいわゆるストレスホルモンであり、ストレス負荷がかかると10~20分の短時間の間に2倍以上増加し、過剰分泌が続くと脳の海馬萎縮の影響があります。
測定には〈和合キット・唾液採取〉を用いました。

《結果》
• IgA
平均118.21 → 211.42 と有意な上昇
• コルチゾール
変化は認められず

以下、和合先生による考察の一部です。

—————————————–

IgA(免疫グロブリンA)は、外界から侵入する病原体など異物を排除する役割を担う免疫物質である。実験により、アロマ音叉療法を受けることで、唾液中のIgAの分泌は全体的には高まると考えられる。

コルチゾールは、血糖値を高める作用、リンパ球の機能を抑える作用、脂肪細胞に脂肪を蓄積させる作用等を持つ、ホルモンのひとつである。今回の結果は総論的には、アロマ音叉療法が血糖値を抑え、リンパ球の機能を高めること、また肥満の予防につながることを示唆していた。

この観点から、アロマ音叉療法は体表面の免疫力を増強させる上で意義が大きいと考えられる。

②⼼理学的評価(AOT式⼼理スケール)

心理検査に用いた指標は2つです。AOT心理スケールは、
好きー嫌い、快−不快、鎮静−覚醒、緩和−緊張、満足―欠乏、の5項目を13段階で評価しました。
下がるほど、改善傾向を示します。

日本語版UWIST (University of Wales Institute) JUMACLは、活動直後の心理状態を評価することに適した尺度で、心の緊張、ネガティブな状態、情動(恐怖・驚き・怒り・悲しみ・喜びなどの感情)と密接に関連する「緊張覚醒尺度」TAと、エネルギッシュな状態(活動的・元気がある)、知的活動と密接に関連する「エネルギー覚醒尺度」EAから構成されます。

TA↑と、注意力の届く範囲が狭くなり、TA↓と広くなることが検証されており、EAは記憶力、注意集中が良くなり、笑いを誘うような楽しい体験で↑しますが、ショッキングな場面からはそれほど影響を受けないことが検証されています。

AOT心理スケールでの結果は、このようになりました。施術後においては〈快–不快〉項目で、平均2,93→1.04と低下、<緩和−緊張>の項目でも、平均点は3,67→1.67と低下し、施術後、統計的に有意な気分の改善を認めました。


JUMACLでは、〈T-A(緊張覚醒)〉は平均17.13→11.87と低下し、施術後に統計的に有意
な改善を示しましたが、〈E-A(エネルギー覚醒)〉には変化はありませんでした。

「音叉療法の効果」

~AOT式音叉療法の施術提供にあたっての考察~という演題で発表を行いました。
音楽療法士やその指導者、精神科のドクター等、心理と音を扱う専門家を対象とした発表だったため、発表にあたっては「五感で感じることの大切さを、限られた時間の中でいかにイメージしてもらえるか」に注力してテキストを作成しました。

質疑応答では

「検査に参加された方々はどのような背景をお持ちか?」

「もっと臨床例を増やした方がデータとしては活用しやすいのでは?」

「波動や周波数についての共通の認知と理解について」

など画期的なご意見をいただいた他

「私自身が受けてみたいです。」「個人的に興味があります」などのお声を頂戴し、五感にアプローチする療法への期待と、まずは医療に従事する方々のへの癒しが求められていることを肌で感じられた機会でした。

臨床の現場で音や音楽を用いていらっしゃる実践者の方々に、音と香りの療法の可能性を感じていただける機会が持てたことに感謝いたします。

検査のご協力くださった皆様に改めて御礼申し上げます。

今回の試みで、免疫物質やホルモンの変化が数値という目に見えるかたちにあらわれました。

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