手放すことにより自分に最善のギフトがやってくるとよく耳にしますよね。

本当にそんな簡単にギフトがやってくるの?

私もそう思っていた一人です。

「不要なものを手放す」

出来ているようで案外できていないこともあるかもしれません。

私はある出来事がきっかけに

手放す事柄に気づき

上手に手放せたものが2つあります。

それは夫が教えてくれました。

今日は私の夫の話を聴いてください。

夫は骨髄異形成症候群という病気を持っています。

簡単にいうと血液のガンです。

重たい話?と感じる人もいるかと思いますが

このお話はかなりPOPです。笑

私と出会った時にはすでにこの病気を持っていた夫。

骨髄異形成症候群なんて言葉も知らなかったし、

骨髄の病気だけど、本人は元気そうだし、重たい病気ではないのかな。

と思っていました。

夫の病気のことを詳しく知らずに2009年に結婚。

翌年にテレビの報道で骨髄異形成症候群の特集を見て

初めて怖い病気だと知りました。

ネットで調べてみると、ゾッとするようなことが書かれています。

例でお伝えすると

・進行すると急性白血病になる

・生存率が10年後50%

(2010年当時:今は80%と言われています。ちなみに夫は発症して17年)

根本的治療方法がない

私は恐怖不安に押しつぶされそうになりました。

夫の血液は

赤血球・血液酸素濃度は女性並。

血小板は通常の人の10分の1(通常の血小板は30万。夫は2万)

常備薬は無し。

もし自分の身体がこのような状態だったら私は絶望してしまうかもしれません。

しかし

夫は病気のことを全く恐れていないし受け入れている。

なんなら、夫は事故で内臓破裂をしIUCに入っていた経験がある。

今の自分の状況を全て受け入れて、恐ることなく「今を生きている」

恐れたり不安になっているのは「私だけ」

それに気づいた時

夫は今生きているし、元気だし、人よりちょっと血液が弱いだけ。

夫に寄り添っている私が恐れていては夫を悲しませてしまう。

そう気づいた時に「病」を受け入れ「恐怖」を手放せた。

そして私の手の中にあるのもは「愛」でした。

月日が経ち2022年8月

夫は2回目のICUに入り、生死を彷徨います。

この時の病名は「敗血症ショック」

でもこの時、病名への驚きはあったけど

恐怖や不安は無かった

夫は必ず戻ってくる。そう感じたんです。

看護師さんや義母は、前向きに考えすぎると、もしもの時に・・・。

なんて言われましたが

私と夫は繋がっているので夫は大丈夫。

なぜがそこには自信があった。

こんな状況に不謹慎に思うかもしれないけど

「今起こっていることは私への試練」

弱い私の心を強くするため。

日々夫へ、ちゃんと愛を伝えていないから。

これからは沢山の愛を伝えよう。

私のすぐ振り回されてしまうココロをしっかりと私だけのものにしよう

そう想い続け、無事を祈りました。

おかげさまで夫は2ヶ月の入院はしましたが、今は元気に過ごしています。

敗血症になってしまったのは骨髄異形成症候群があるから。

夫が退院してからは少しでも血液を元気にしようと

音叉を奏でたり、食事を見直したり、サプリを試してみたりしましたが

あまり変化はなく、急激にはよくなりません。

私は早く良くなって。早く、早く。と思ってしまうのだけれど

夫はやはり受け入れているんですよね。

今の自分の身体を

変化を受け入れないのは私で、夫はいつも変化を受け入れてきた。

夫はいつも、平常心で揺さぶられないココロを持っている。

そして、いつも幸せを感じている

私はなかなか変化を受け入れられなくて

頑張って頑張って頑張り続けている

もー、いっかな。

この頑張りを手放そう

夫に寄り添おう。

ここからから手に入れたものは「自由」でした。

「頑張る」に縛られることなく夫との時間を過ごす「自由」な時間。

こんな贅沢は時間を過ごすのは今までの人生で初めてじゃないかな。

「気づき」「手放し」をくれて「欲しいもの」が手に入る。

これは全て宇宙としっかり繋がっているから。

宇宙が見守ってくれているから私は安心して

自分を正直にしてくれる「気づき」というギフトをもらってます。

PS:夫は後厄の歳にICUに入ってます。25歳、42歳。

夫曰く、今までは助かったけど次の厄年は助からんかもな。と。 

いや、頑張ってよ。諦めないでよ。 私、まだまだ手放しが必要です。笑